2016 短評 ディフェンス編

続いてディフェンスです。ボールコントロールのできない味方オフェンスに足を引っ張られ、最後は疲労してブリッツも入れられずズルズル進まれるというのがお決まりのパターンでした。



●DE/3Tech/5Tech
Kyle Williams
イチバンのウリはロスタックル。いるといないのとでは、ちょっと違う。昨シーズンの怪我から復帰して、1ギャッパーとしてはまだまだ通用する姿を見せた。

Adolphus Washington
ドラ3のルーキーとしては可もなく不可もなくというところか。NFLで通用するのか否かは来季が勝負。1ギャップならしばしば好プレイを見せるが、Miami戦やPittsburgh戦のようにパワーランには全く対抗できなかった。

Leger Douzable
ベテランミニマムとしては及第点だが、スターターとしては実力不足。来季も1ギャップのローテーション要員としてなら再契約があるかもしれない。

Corbin Bryant
シーズン途中でIR入り。性格も真面目で堅実なスターター/ローテーション要員なので、Bryantが抜けたのは痛かった。NTとしてはサイズ不足だし、DEでも勝敗を左右するプレイヤーではない。

●DT
Marcell Dareus
4試合欠場。チームリーダーとしての自覚に欠け、発言内容も貧困で、こんなのにトップクラスのサラリーを払っているのがバカバカしい。BUFの高コスト体質の好例で、スカウト陣に見る目がない象徴的存在。

Jerel Worthy
どういうわけか出番は少ないが、出てきたときには特にランディフェンスで存在感を見せた。少し身体が強いようでスクリメージでしばしばフリーになる。ショートヤードのランディフェンスではMarcell Dareusの隣に必要になってくるかもしれないが、来季は他のチームに移籍するのではないだろうか。

●OLB/Edge
Jerry Hughes
シーズン序盤1/4は間違いなくディフェンスの大黒柱。しかし、パーソナウル・ファウルとサックミスで運を使い果たしたのか、中盤以降はガス欠でQBに迫れなくなった。超一流どころと比べると、パスラッシュのバリエーションが少ない。スキーム的にカバーに走らされることもあり、疲労も溜まっているのだろうか。

Lorenzo Alexander
今季のBUF D♯の話題を攫った1人。33歳で10sack/1INTは立派。果たして来季残ってくれるだろうか。

Shaq Lawson
遅れて来た今年のドラ1。少し腰が高く見えて、Erik Flowersを思い出した。来季、私の見立てが外れることを祈る。

Lerentee McCray
スペシャルチーマーとして見せ場があった。OLBとしても悪くない。以外とこういう選手がチームに長く居座るのかもしれない。

●MLB/ILB
Preston Brown
そもそもマルチタレントなのだが、すべて80-85点くらいでこなす選手。OLとやり合うのは苦手で、相手OLが2列目に出てくると途端に存在感が希薄になる。D♯のシグナルコーラーとしての成長は感じられなかったのが残念。

Zach Brown
今年の話題を攫ったもう1人。サイドtoサイドのスピードが魅力。WRにもついて行ける。かといってSafetyのように貧弱ではない。とんでもないアスリートなので、Zach Brownがもう少し活躍できるスキームを用意すべきだった。

Brandon Spikes
たまにランプレイ要員で出てきてスクリメージに張り付いたがnon factorだった。昨年を棒に振ったのが惜しまれる。今年加入させるなら、去年加入させておけよ、という一点に尽きる。

●CB
Stephon Gilmore
contract yearは浮き沈みが激しく、consistentとは言い難かった。ビッグプレイを決め、長いのを通される。それでもUFAになれば引く手数多ではないだろうか。Rex Ryan残留なら再契約もあるだろうが、HCが変われば去就は危うい。

Ronald Darby
プレイの安定度ではSecondaryのエース格だと思うが、ここまでINTなしで、スタッツ的には目立っていない。シーズン後半にRex RyanがRonald Darbyを「背が低い」とかいう理由でスターターからはずしてCorey WhiteかKevon Seymourを使おうとしたときには発狂しそうになった。

Nickell Robey-Coleman
ニッケルバックとして安定している。背が低いのは仕方がない。Rex Ryanはそこがわかっていない。スキームが先になるのではなくて、既存の選手にあったスキームを用意するのがコーチの仕事なのだ。

Corey White
6-1というサイズがRex Ryanに気に入られたようだが、プレイは記憶に残っていない。Safetyにコンバートしそう。っていうかもうしている?

Kevon Seymour
あんまり記憶に残っていない。マンツーマンでWRと勝負できるクイックネスは持っていなさそうだった。

●Safety
Corey Graham
頼れるベテランとして、去年よりも安定したプレイを見せたが、ビッグプレイメイカーではない。

Aaron Williams
今シーズンのSafety受難の象徴。Miami戦でJarvis Landryがブラインドサイドからイリーガルヒットを喰らわせ再度頸部を痛めてしまった。何度見ても笑えないシーンで、今後のために戻ってこないほうが良い。Kevin Everettは奇跡的に少し歩けるようになったが、あのようなlife-threateningなシーンは二度と見たくない。

Robert Blanton
アーロンの第一後釜。パッとしないままIR入り。再契約はないだろう。

James Ihedigbo
11月に契約して、12月にはIR入りした。結局、記憶に残っていない。

Jonathan Meeks
タックルできず、カバーすべき相手を間違えていた。来季はいないだろう。

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by bufbills | 2016-12-18 23:35 | Bills | Comments(4)
Commented by バームクーヘン at 2016-12-19 00:57 x
>スキームが先にあるのではなくて、既存の選手にあったスキームを用意するのがコーチの仕事なのだ。

去年無理矢理に守備を弄くらずに4-3体型主体のスキームを維持していればワイルドカードに滑り込めてプレーオフに進出出来ていたでしょうね。
就任時から予期してはいましたが
数字以上に試合の中での選手間の意志疎通の悪さや戦術の机上の空論ぶりが目立つというのに
明らかに自説に酔って現状の改善すべき部分を省みないレックス・ライアン一党の責任は大きいと言わざるを得ません。
Commented by bufbills at 2016-12-25 23:13
ともかくオフシーズンにレックス残留だけはナシにして欲しいです。

緻密さに欠けていますし、モチベイターとしてもイマイチで、選手の能力を最大限に引き出すスキームを用意するタイプではないです。

ベリチックに勝つには、ベリチックみたいに準備するHCをお願いします。
Commented by バームクーヘン at 2016-12-27 00:22 x
やっとこさジム・シュワルツのWIDE9系4-3でどのチームとも五分に渡り合える力を培えたというのにその強力パスラッシュをトブに捨てる形になってしまいましたからね
これでウチは2011-2012シーズン以降毎年守備のスキームを変えては(今季も限りなく3-4固定に近い戦術に移行してますし)迷走を繰り返す愚を犯し続けている訳ですが
30年以上3-4守備を維持しているPITやチーム創設以来4-3を採用し続けているCARを見習って地に足の付いたフィロソフィーを造り上げてもらいたい物です
Commented by bufbills at 2016-12-30 17:22
結局、チームが弱いから毎回のように流行っぽい戦術を導入しては時代遅れだったりpersonnelの適材適所ができなくてスクラップビルドを繰り返してますから、弱いことが問題なんでしょうね。

こんなに弱い状態が続いて迷走するとは、Music City Miracleのときは思いも寄りませんでした。
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