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2016 Week7 @Miami

勝たなければならないゲームを、25-28で敗れました。condencedで眺めただけです。



強いチームは主力が怪我をして休んでも、控え選手がステップアップして穴を埋めるものですが、残念ながらそれができませんでした。

まず、本調子でないLeSean McCoyを引っ張ったコーチ陣に責任があります。さっさとMike GillesleeとReggie Bushで勝負すべきでした。これでLeSean McCoyは次のNE戦にベストの状態では望めないでしょう。シェイプアップしたKarlos WilliamsをPittsburghのPSから引き抜くとか、何か対処法が必要かもしれません。

Marquise Goodwinは前半終了間際のドライブで3rdダウンのパスを落とし、コンカッションで痛みました。67ydsのTDボムは彼らしいものでしたが、長いのでしか使えないのなら、4thレシーバーくらいが関の山です。フットボーラーというよりは陸上選手のままで、WRは人材難が深刻です。Justin Hunterも、Walter Powellも、頼りになる存在ではなく、この試合ではリターナーのBrandon Tateにまで出番が巡ってきてパスキャッチをしていましたが、デプスを見せることができませんでした。

Charles ClayやNick O'LearyといったTE陣を上手く使えなかったのはプレイコールの責任だと思います。それは、ランニングゲームで苦しくして、ミエミエのパッシング・シチュエーションでMiamiのDLに好きにパスラッシュさせてしまったからでしょう。Jordan MillsがCameron Wakeに抜かれまくりでしたが、年俸を考えれば仕方のないことです。後半になればなるほど短く刻めず、Week1-2のような長いパス頼みになってしまいました。John MillerもSuhにやられていましたが、これまでが上出来すぎたのかもしれません。

ランが出なかった理由は検証が必要で、現時点では良く分かりません。OLのブロッキングが本当に悪かったとは思いにくいです。我慢強く、Mike Gillesleeに持たせることができなかったOCに責任があります。リードされる展開になって、ランやショートパスを使いにくい状況を招いてしまいました。特に、17-21とリードされた直後のドライブて、パスばかりをコールしたAnthony Lynnが残念でした。

Tyrod Taylorは良くやったほうだと思います。常にパスラッシュがかかる苦しい状況で、工夫のないプレイ選択をさせられて、それでもtunroverはありませんでした。MiamiのDLはスピードがあり、スクランブルからゲインするシーンは少なく、外に出るのがやっと、という印象でした。今年はTyrod Taylorにオーディブルの権限があると言われていますが、それがどの程度のなのかが分かりませんし、Tyrod Taylorが頻繁にプレイを変えているようにも見えません。Marquise GoodwinのTDパス以降、Anthony Lynnのプレイコールが途端に硬直したものに感じました。

Jay Ajayiに214yds走られたディフェンスは、フロントの軽さを見事に攻略されました。オフタックルをガンガン走られたのは、やはり3Techと5TechのDLが軽いせいだと思います。両Edgeに加えて、DLがギャップに入れず見事にコントロールされるので、Preston BrownやZach Brownも後手を踏まされました。素直に、Marcell Dareusのサイズとパワーが惜しまれました。オフェンスがもっとリードして、Miamiにもっとパスを投げさせなければならなかったのですが、ゲーム全体のマネジメントにコーチ陣が失敗したように思います。37分も攻撃されたら、さすがに勝てません。

Aaron Williamsが痛んで、代わりに入ったRobert BlantonやJonathan Meeksがやはり層の薄さを露呈させました。Blantonはカバーが遅れた上にRonald Darbyと衝突してTDを許していますし、Ajayiのロングゲインでタックルミスもしています。MeeksはINTを決められず、流れを自分達に完全に引き寄せることができませんでした。

これでDivision二敗となり、苦しい立場になりました。途中までは悪いゲームではなかったのですが、自ら落とし穴にハマってしまい、勝負所の第4Qで修正力を示せませんでした。NE戦はプレイオフを目指すならmust winになってしまいましたが、怪我人も増えてチーム力は下がっています。この敗戦にはただの一敗ではない重みを感じます。

少しは前向きな話題ですが、スペシャルチームは明らかに良かったです。今年はコンスタントに素晴らしいパフォーマンス見せていていますが、この日はLerentee McCrayがパントブロックを見せ、Brandon Tateはvisionが良い安定したリターナーであることを証明し続けていますし、Colton Schmidtもinside 5のパントを決めました。

コーチ陣にはこの敗戦から何かを学んで欲しいです。以上、愚痴ばかりで申し訳ありませんでした。
by bufbills | 2016-10-24 23:34 | Bills | Comments(4)
Commented by kechami at 2016-10-26 09:22 x
戦績から見て
楽勝でイルカ退治と思ったのですが
そうはいきませんでしたね。
bufbillsさんが懸念されていたように
マッコイは大丈夫でしょうか?

来週もよろしくお願いします。

Commented by びるずだいなすてぃ at 2016-10-27 06:35 x
ブログ更新お疲れ様です。

攻守ともにコーチングの不味さが大きな敗因でしょうかね。特に、ゲームプランという点では後々にも尾を引きそうな大失態ですね。

また、8-8とか、頑張って9-7とかの中途半端シーズンっぽいですね。それでも最終週までプレーオフ争いに残っておいてくれたらいいんですが。
Commented by bufbills at 2016-10-30 13:17
返事が遅くなり申し訳ありませんでした。

>kechami様
マッコイはNE戦はdoubtful(75%OUT)のようです。Miami戦はquestionable(50%OUT)で強行出場して悪化させてしまったということですね。出てこないほうがいいと思っていますが、Mike Gillesleeがquestionableだそうで、WRに続いてRBまで選手層が薄くなってきました。
Commented by bufbills at 2016-10-30 13:18
>びるずだいなすてぃ様
Ajayiは確かに良い選手なのでしょうけど、勝てるゲームを半ば自滅で落としたので、痛すぎる一敗だと思います。試合が始まってしまうとHCのRex Ryanには期待できなくて、コーディネイターのデキ次第だとうことも分かりました。condencedで見ているとTyrod Taylorがどのくらいオーディブルやノーハドルを使っているのかが分からず、評価できない難点があります。そのあたり教えて頂けると助かります。

次のNE戦は重要な一戦ですが、流れ的に勝てる要素が非常に少ないですね。なのであまり期待はしていないのですが、こんなときこそOCとDCが踏ん張って、Belichickをアウトコーチするカタチでの勝利を夢想したいです。あとは、ランニングゲームの復活とタイロッドですね。Miami戦の第4Qで消えてしまったアンダーニースのパスと、クイックスラントと、TEへのパスを織り交ぜて、自身のスクランブルで閉塞状況を打開する、そんな「勝利を模索して、強いリーダーシップを発揮する姿」を見せてくれたら、満足する予定です。
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