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Cordy Glenn=LT Buffalo Bills

Cordy Glennは、6-6,345,40yds走5.15。Georgia大出身。2012年のドラ2(全体41位)。この年のBillsのドラフトでは、Stephon Gilmoreに次いで指名された、4年目の26歳です。



OGとしてDavid DeCastroに次ぐ評価を受けていましたが、Chan GaileyがLTに指名して現在に至っています。ドラフト時のびるずだいなすてぃさんの記事1記事2も参照してください。巨体ですがクイックネスがあり、スピードラッシャーに対するパスプロでは対応力を見せます。一方でランブロックが課題で、パワフルにDLを押し込む姿は見られず、身体の強さには疑問がありました。「悪い選手ではないが、特別良い選手でもない」というのが落とし所で、Maddenでの評価も85くらい。2年目の2013年シーズンに評価を上げ、2014年シーズンは評価を落としていましたが、これは腎臓の病気を抱えていたためだった(らしい)と今週になって判明しています。

今年contract yearを迎えたCordy Glennですが、ホールディングを1試合に1回犯す程度で、大きな破綻もなくシーズンを終了しようとしており、評価は上がっているようです。今年、一番変化があったと思われるのはランブロックのほうで、特にLeSean McCoyが左に流れるアウトサイドのゾーンブロックです。ディフェンダーを押し込むには至りませんが、フットワークを活かして横移動しながらディフェンダーをコントロールすることは可能で、LeSean McCoyが切れ上がる時間を稼ぐことができます。隣にRichie Incognitoという頼れるLGが加わったこともあり、安定感が増しました。OC Greg RomanはリードブロッカーとしてCordy Glennを信頼しているようで、最近ではRTの位置にCordy Glennを入れて、右へのスイープを仕掛けるシーンも(1試合に2回くらい)散見されます。執拗にランに固執するOCと有能なRBの加入によって、Cordy Glennのフットワークは磨かれましたが、ゴールラインオフェンスでのbulkyな相手に対する押し込みなどは不得手なままで、今後も改善しないと考えたほうが良さそうです。クラシックなウエストコースト向きLTとしてアイデンティティを見出したように思えてなりません。

肝腎なのは今シーズン終了後の去就です。Matt Kalil(11M)、Nate Solder(10.7M)、Ryan Clady(10.1M)、Joe Stahly(8.3M)、などのLT相場のどの位置になるのでしょうか。余りに高額を要求するなら放出もやむなしですが、年平均9-10ミリオンなら契約延長のような雰囲気かと思います。信頼できるLTを得ることは難しいですし、ドラフトで指名し貢献した選手にビッグな契約延長で報いることもチームには必要です。いずれにせよ、オフシーズンの最大のプライオリティはCordy Glennとの再契約で、これが暗礁に乗上げたらドラフトで新しいLTを探すことになるのではないかと。個人的にはRTにも新しい人材が欲しいので、なんとかLTとRTに人材が揃うようにバランスを考えて欲しいと思う今日この頃です。

by bufbills | 2015-12-25 00:34 | Offensiveline | Comments(0)
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