2015 Week10 Buffalo@NYJ Result

22-17でディフェンスマッチを制しました(結果)。

MVPは3つのtakeawayに絡んだBacarri Ramboです。1つ目は3-3の拮抗した局面で、相手のキックオフリターンでファンブルフォース。Duke WilliamsのリターンTDにつながった、グラウンディング寸前の相手の脇に手を叩き込んでのビッグプレイ。これでモメンタムがかなりコチラに来ました。2つ目はKarlos WilliamsのTDパスキャッチで19-3とした直後、Chris Ivoryから力任せに奪いました。点差を拡げるFGにつながっています。そして最後は22-17で残り24秒、Ryan FitzpatrickのパスをINTし、勝利を決定づけました。

オフェンスは最初がダメ、真ん中がグレイト、またショボショボになって、最後に2回ファーストダウンを更新して必要なkill timeを遂行しました。何と言ってもようやくヘルシーになったLeSean McCoyが真価を発揮しています。ダンサーとも呼ばれるカットバック、ホールを探す能力、駆け上がるスピード、Buffaloの中では全盛期のThurman Thomas以来の素材と感じました。♯52 David Harrisや♯56 Demario Davisはそうとう嫌らしく感じたのではないでしょうか。さすが、元NFLのリーディングラッシャーという看板はダテではありません。Karlos WilliamsはジェッツのノーズDamon Harrisonが強いためか、中央のランで全くゲインできず(脳震盪が怖いのか中央だと突っ込みもイマイチ)、やはりエッジの外を回らせたほうが面白いです。ただ、たまたまパスプロが持ったためにTDになったプレイで、ダウンフィールドでパスキャッチの能力を見せたのは新鮮なオドロキで、Greg Romanのプレイコールの幅が拡がるのではないかと思いました。OLのランブロックは誰かが傑出して良いということもなく(Richie Incognitoも普通でした)、むしろシーズン序盤に比べてユニットとしてまとまりが出てきたと思います。右へ全員がランブロックで流れてLeSean McCoyが適当に駆け上がるプレイ(先週Miami戦の48ydsTDラン)も、十八番になりつつあるような。

Tyrod Taylorはdecision makingに課題を残し、個人的には「C−」くらいでした。投げ捨てずに無駄に走り過ぎでTDチャンスを潰しました。♯96 Muhammad Wilkersonのコンテインが素晴らしかったですね。ただ、INTはゼロで、投げたパス自体は悪くなかったです。Sammy Watkinsのジャンプが早かったり、WatkinsがRobert Woodsと脚が絡まったり、味方がピリッとしなかったのもあります。今後気になるのはブリッツの処理方法です(7メンラッシュとかに曝されました)。Tom BradyならオーディブルをしてWRにアンダーニースを横に走らせることでクリアするのでしょうが、RomanやTyrodはどうするつもりなのでしょうか。基本的にはブリッツが入ったときにプレッシャーを受けており、単純なラッシュではパスプロが持っていて、OLは責任を果たしていました。Calvin PaceやLorenzo Mauldinあたりのアウトサイドからのラッシュとかも気にはなっていたのですが、目立ちませんでしたね。

ディフェンス。Mario Williamsがいないなぁと思いながら見ていましたが(第1Q途中で具合が悪くて退いた模様:詳細不明)、大きな破綻はありませんでした。Rex Ryanのディフェンスはそういうスキームなんでしょうね。NYJも似たようなディフェンスをやってきたので、それが良く分かりました。つまり、フロント頼らずにLBやセカンダリーで素早くプレッシャーを掛けて、サックにならなくてもいいからゲインを最小限に抑えたり、タイトなカバレッジに投げ込ませてIntを狙う、ってことなんでしょうね。良かったのはRonald Darbyで、4thダウンで素晴らしい寄せを見せBrandon Marshallをしっかりとタックル、3つのディフレクト、これがドラ2のルーキーだなんて文句無しのbargainです。それからPreston Brownが少しだけプレイ理解が早くなったかもしれません。3&outに仕留めた際の、WRへのタックルが秀逸でした。Nickell Robeyは2つのTDに絡みましたが、大きな問題があるとは思いません。1つ目のBrandon Marshallのはクロスパターンで、外に付いていく予定がアウトサイドから来たレシーバーにピックアップされてしまい追えなかっただけで、プレイコールの問題です。2つ目のEric Deckerは縦に走られました。相手は6-3あるので背の低いRobeyにはSafetyのフォローがあってしかるべきで、Bacarri Ramboのサポートが遅れただけです。

ランD♯。Chris Ivoryに18回99yds走られましたが、コンスタントに走られて止まらなかった、という印象はありません。短い距離は2列目以降が結構ビシバシタックルに行ってましたし、メリハリが効いていました。MarioとKyle Williamsが不在なので、♯98 Alex Carringtonと♯97 Corbin Bryantを多く見掛けましたが(たまにIK Enemkpali)、Marcell Dareusが中央のcloggerとして存在感を見せていたと思います。Nigel Bradhamのヘルメットが飛んだシーンはヒヤッとしました。デプスがなくて紙みたいなLB陣がさらに髪の毛一本になるところでした。個人的にはManny Lawsonをもっと効果的に使って欲しいと思います。なんでもそれなりにこなすし身体の強さもあるので、ランD♯向上の一翼を担えると思うのですが、まあ、Secondary重視なんでしょうね。ジェッツのほうでも♯45 Rontez MilesというDBがタックルで目立っていましたし。

Cincinnati戦の頃はブリッツも控え目で、MarioやJerry Hughesがパスカヴァレッジに下がる理不尽さもあり、その後の4メンラッシュも中途半端で「Rex Ryanは何がやりたいんだろ?」と思っていましたが、たぶんDLに頼りたくないんだろうな、と思います。でも、BuffaloはDLに資金を注ぎ込んでしまっています。となると、相対的に価値の下がるMario Williamsのトレードは確かにあるのかもしれません(私なら出さないですけど)。Marcell Dareusも払い過ぎで、パスラッシュはいらないからサイズの大きなランスタッファーを安く連れてくればいいのかと。これはPittsburgh的な3-4DLの発想ですね。PittsburghだとLBに2人くらいビッグネームのタレントがいたりしますが、Rex RyanだとLBもランD♯さえしっかりやってくれるなら、アスレティック能力は求められないかと。Edgeラッシャーは一人いたほうがなにかと便利なので、若いJerry Hughesに頑張って貰う皮算用ですかね。

とにもかくにも、「ディフェンスが踏ん張って、ランで勝つ」という、誰もがシーズン開始前に描いた青写真に一番近いゲームだったと思います。こういうゲームがシーズン中盤でできたことの意義は大きいですね。チームの熟成は進んでいるし、怪我人も戻ってきて、次のマンデーナイトまで少し時間もあります。是非、Patsの連勝を止めて、プレイオフ進出につながるような、力強い11-12月を期待したいです。

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by bufbills | 2015-11-13 22:12 | Bills | Comments(4)
Commented by Liger at 2015-11-14 07:35 x
地区内対決2連勝で、ついに勝ち星先行、大慶至極に存じます。
前任DCのシュヲーツさんは、元々ウチのHC時代から基本的にはDLのタレントに頼って、パスラッシュ等のプレッシャーはフロントラインの彼等に任せるタイプのディフェンスで、だからこそBUFのフロントも、マリオにダレウスと大枚叩いてでも大駒の確保に努めて来たんでしょうが、ライアンのディフェンスは全くタイプや考え方、選手の役割が違うので、選手の方も戸惑てったんでしょうね、シーズン前半は。
さぁ愈々@NE、しかもMNFでの大一番、ここを制すればマジで16年ぶりの「ぷ」も見えてきます。なんとしてでも勝利を挙げて下さい。応援してます。
Commented by bufbills at 2015-11-14 22:10
Ligerさん、ありがとうございます。

個人的には、シュヲーツさんのほうがスキです(笑) だって、タレントがいるんですから、タレントを伸び伸びと使った方が良いかと。少なくとも今まで私が知る範囲で結果を出してきたDCは、選手の能力を最大限に引き出すようなスキームを用意する人達でした。

http://www.nfljapan.com/headlines/67736.html
今年なくなったビル・アンスパーガーは、ジュニア・セアウにあわせてセアウがスキに動けるようにアラインメントを敷きましたし、各地で(1年目は特に)結果を出し続けるウェイド・フィリップスも選手をシンプルに伸び伸びとプレイさせています。なので、レックスのはなんだか貧乏くさいんですよね。で、選手もまだ戸惑っていると思います。まだ良く分かっていませんが、2年前のペティンさんのとは何かがチガウのではないかと。

景気づけのために「NEに勝つ」とか書いてますが、大丈夫です、勝てると思ってないです(爆) ココは負ける計算で、あと1敗に抑えられたら10勝6敗でおそらく「ぷ」当確。2敗だったら9勝7敗でタイブレーク、そんな皮算用ですので。ただ、強さと脆さを兼ね備えるのが今年のビルズであり、その最終的な点検になればいいな、と思っています(ヽ゜ω゜)ノ
Commented by Liger at 2015-11-14 23:23 x
>レックスのはなんだか貧乏くさいんですよね
まぁ確かに、特別な能力を持った選手が居なくても可能で、そういったタレント確保に大金使う必要もないので、サラリーも抑えられて経済的ですし、「タレント的にも金銭的にも持たざる者=貧者にも構築可能な強力D#」というのがライアンの目指すスタイルなのかもしれませんねぇ(笑)。
一方で、仰るとおり、既に巨額契約結んで確保した選手に関しては「宝の持ち腐れ」になってしまいますし、そうやって大金つぎ込むということは、その時点では球団も相当な覚悟で推し進めようと企図したD♯スキームなのでしょうから、それに合せようと頑張った選手達はそりゃ戸惑うでしょうね。要は導入するタイミングとその時点でのチーム状況の問題でしょう。
例えばウチなんか昨季まではシュヲーツ政権時の遺産でD#を構築してたのですが、今季はスーもフェアリーも居なくなったので、もう宗旨替えせざるを得ず、かといってシュヲーツ政権時の負の遺産でDBのタレントは激薄で、LB陣も圧倒的なDLによるアドヴァンテージにずっと依存してきたので、結局ラン・パスとも絶賛崩壊中です。
こういうタイミングと状況ならライアンみたいなスキームの大変更も歓迎されるかもしれません。ただウチとB国じゃ居るタレントも全然違う様に、与えられた食材で美味い料理作るのが一流のシェフってもんでしょうけどね。

NE戦についちゃ、どうか遠慮なさらず、ぶちくらぁしてやってください。別に今季の目標は「16年ぶりのプ出場」じゃなく、「SB初制覇」に変更されても全然構いませんから(爆)。
Commented by bufbills at 2015-11-15 00:59
ライアンの場合、セカンダリーにはマンツーマンのできるタレントが必要でしょうね。ダレル・リーヴィスのように、こっちに投資するのが自然なのでしょう。その点バッファローは真逆で、セカンダリーは現時点ではカネが掛かっていないにも関わらず比較的優秀です。となると、Stephon Gilmoreと再契約するためにMario Williamsを出す、そんな流れがあるような気が。

2年前の開幕のNE戦(21-23で惜敗)を観たのですが、このときはC国のHCであるペティンさんによるレックス風のディフェンスでした。今年と違ったのはDLの一歩目ですね。相手のOLより早くギャップを突けてました。ブリッツも入っていて、グロンコなしのブレイディをもってして、通るか通らないかというスレスレのプレイが多かったです。ぶっちゃけ、今のDL(特にMario WilliamsとKyle Williams)は峠を過ぎたのかもしれません。

もちろん私は「プ」は出て当然だと思っていますよ。じゃなきゃ、ブログも再開していません(爆) NEを倒せれば、SB制覇のポテンシャルもある、と思います。イチバン良かったWeek1を観て以来その信念は変わっていません。ただ、いかんせん、まだディフェンスに安定感がなく、先発QBが真に開眼したオーラを見せていないのです。次のマンデーナイトで期待しているのは、タイロッドがブレイディと常に7点差以内のシュートアウトに持ち込んで、41-38くらいで勝つような試合です。そうなったら、苦節25年、Time has come.ですね(ヽ゜ω゜)ノ
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