2004 NFL Draft

2004年04月08日

NFLファンにとっては年に一度のお祭り、ドラフトが迫ってきました。先日三省堂でThe Sporting Newsのドラフト本を入手しましたので、これからようやくドラフトに取り掛かります。

NFLドラフトの特徴はいわゆるWaiver制度というもので、前年最も成績の悪かったチームから順番に指名することができます。各チーム7回(7巡まで)指名できますが、いわゆるドラ1でも全体1位と全体32位(NFLは現在計32チーム)とでは大違いで、契約金もかなりの差が出ます。

その他の楽しみは、トレードダウンとトレードアップです。NFLではドラフトの指名権をトレードの材料にすることができます。例えば2001年には全体1位を持っていたSan Diego Chargersが、全体5位を持っていたAtlanta Falconsとトレードダウンしました。その結果、Atlantaが全体1位でスーパーアスリートQB Michael Vickを指名しています。トレードダウン&アップが起こる原因として、ドラフト全体1位はサインボーナスで20ミリオン、総額で60ミリオンといったような高額契約が必須となるので、サラリーキャップに余裕のないチームにとってはツライ面もあるからです。なお、全体1位の指名権を持つチームのみ、ドラフト前に事前に契約金について選手と交渉する権利があります。

さて、ドラフトが何故お祭りなのかと言いますと、スーパボウルは特定の2チーム、プロボウルも特定のプレイヤーのみが出場するのに対して、ドラフトはNFL全32チームが関係しており、各チームのニーズや思惑など駆け引きの部分も多く、広くNFLを見渡すとても良い機会だからです。せっかくドラフト高順位指名権を持っていても、ハズレの選手(通常Bustと呼びます)を指名してしまうとその後4年くらいダメージが残りますし、他にも指名したかった選手を直前で指名されてしまい、規定時間(1巡15分、2巡10分、3巡以降5分)内に指名選手を決めることができずにパスをしてしまう、なんて珍事も起こります(数年前のMinnesota Vikingsですが、実際にはトレードダウンの交渉をしていて、時間内に話が纏まらなかったようです)。逆にドラフト下位で指名されてトップ選手になる選手もいますし(有名所ではNew EnglandのQB Tom Bradyなど)、底なし沼と言われる全米カレッジ・フットボール界には、雑誌が注目していなかったような、完全に無名の選手がドラフトされて、ブレイクするケースもあります(例えば元Denver BroncosのRB Terrel Davis)。

ともかく悲喜こもごも、ドラフトの結果は、3-4年経たないと評価することはできません。NFL全チームを巻き込んでの狂乱の2日間は、今月24-25日に予定されています。
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by bufbills | 2005-01-03 02:49 | NFL | Comments(0)
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