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A.J. Smith=GM San Diego Chargers

故John Butlerの右腕的存在で、Buffalo時代にはDoug Flutieを連れてきたことでも有名です。2001年にJohn Butlerと一緒にSan Diegoに移り、いきなりドラフト全体1位をトレードダウンし(AtlantaのMichael Vick)、代わりにLadanian TomlinsonとDrew Breesを得、昨年その判断が正しかったことをついに証明しました。2003年4月、ドラフト直前にJohn Butlerが亡くなり、そのままSan DiegoのGM職に収まります。2004年にはやはり全体1位で嫌がるEli Manningを強行指名し、NYGにPhilip Riversを指名させてから2005年のドラ1付きでトレードという、非常にレアーな動きも見せ、これも一見成功したように見えます。

John Butlerとの違いは、A.J.Smithはキャップコントロールをしている点です。John Butlerは確かに名伯楽で必要なプレイヤーを探し出す眼力が凄かったのですが、ファミリー意識の強い温情派のため子飼いの選手にoverpayする傾向があり、キャップ・マネジメントが最悪でした。結果的に、Bruce Smith、Thurman Thomas、Andre Reedという3人を同時に失ったりしたのです。A.J.Smithは今のところ健全なサラリーキャップを意識しているようで、David Bostonを思い切ってアッサリ放出したり、そしてDavid Bostonの代わりに来たJamar Fletcherがそれなりに頑張っていたり、大金を払って獲った選手でも必要ないと判断すれば容赦なく切っているように見えます。昨年、Keenan McCardell獲得のためにドラ3を使ったのも大胆な人事で、Drew Breesのブレイクを考えると必要な人事だったと改めて認識されます。

ということで、結構大胆な人事をやる、勝負師タイプで、サラリーキャップもそれなりに健全です。次代の名GMになるには、あとはSan Diegoがスーパーに行くことくらいでしょうか。Marty Schottenheimerのコンサヴァ戦略だとどうしてもプレイオフで接戦になり、惜しいところで負けるような気がするので、WRに思いっきり強力なタレントが必要なのではないかと思います。
by bufbills | 2005-04-22 17:50 | Coach/Front/Agent | Comments(0)
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