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Jim Bates=DC Green Bay Packers

過去5年間(2000-2004)MiamiのDCで、Dave Wannstedt辞任後のHC代行も務めました。Nick Sabanとは一緒に仕事をすることなく、Green Bayに移りました。モトモトはBill BelichickがCleveland時代にLBコーチとして雇ったのがNFLでの最初で、AtlantaやDallasを渡り歩いたあとでのMiami入りでしたが、80年代にはUSFLやアリーナも経験している苦労人です。

Miami時代のD♯は、Jimmy Johnsonが集めた人材を使って、常にトップレベルを保ち続けました。オーソドックスなカヴァー2もやりますが、どちらかと言えば、Jason Taylorを中心とする強烈な4メンラッシュと、Patrick SurtainとSam Madisonという強力CB2人のバンプ&ランの組み合わせが基本にあったと思います。Safetyはビッグプレイ能力を求められるスキームで、MLB Zach Thomasがフリーになるようにデザインされていました。ただし、これがどこまでJim Bates本来の姿で、どこまでがJJ-Wannstedtスタイルなのかは微妙なトコロだと思います。

コレをGreen Bayに適用すると、Jason TaylorがKabeer Gbaja-Biamilaで、Zach ThomasがNick Barnett、Patrick SurtainがAl Harrisということになります。Ahmad CarrollやJoey Thomasも、厳しくなったイリーガルコンタクトに適応して、バンプ&ランを身につけられれば相当な力になりそうです。Al HarrisはPhiladelphia時代からマンツーマンは慣れていますし、KGBもパスラッシャーとしては申し分ないでしょう。

問題は、Jason Taylorのパスラッシュを活かすために、Miami時代にはインサイドのランD♯を強化していました。Daryl GardenerとTim Bowensという2人のプロボウラーがいたことで、Jason Taylorがパスラッシュに専念でき、Zach Thomasもフリーになれていました。Nick Barnettを活かすことを優先すれば、NTに入るGrady Jacksonは計算できると思いますが、UTに入るCletidus Huntが微妙にパスラッシャーで中途半端かもしれません。Cletidus Huntを1ギャップで使わずに、2ギャップ・スタイルのラン・スタッファーにしてしまえば良いのかもしれませんが、問題はCletidus Huntが変身できるかどうか。LEに入るAaron Kampmanだとパスラッシュが少し弱く、3rdダウンでは代わりのパスラッシャーが必要ですが、Kenny Mixonもそんなカンジでしたし、方針として問題はないように思います。2ギャップに耐えうるDTを獲ってきてCletidus HuntをLEに転向させるケースも考えられますが、結局のトコロJim BatesがCletidus Huntを使いこなせるかどうか、という問題に集約されるように思います。

暫定HCとしてはplayer-friendlyなところを見せ、熱いハートで選手の心を掴んだBatesですが、果たしてCletidus Huntのやる気を出させることができるでしょうか?(爆) 一方、Ed Donatell解雇後、1年でまたDC交代と言うことで、Mike Shermanの人事戦略も微妙なところだと思います。
by bufbills | 2005-04-20 21:13 | Coach/Front/Agent | Comments(0)
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